/2023.05.23
はじめてアトピーのご相談に来られる方へ
開店28周年を迎える当店には、アトピーに関するご相談に来られるお客様が多くいらっしゃいます。今日ははじめて当店に来られるお客様へ必ずご案内していることをご紹介します。
アトピーの症状は基本的に一人ひとり違い、全員が同じではありませんが、オーナーが土佐丹羽クリニック 故 丹羽 耕三先生の相談会で2,000人近くの付き添いをしてきた中で得たことや、本や講演などで学んだこと、実際に実践してくれたお客様の体験談などをベースにご案内をさせていただいています。
今日は、アトピーの基本のケアとして、そのアドバイスをご紹介させていただきます。ご参考になれば幸いです。
乾燥ケアのアドバイス
乾燥肌からはじまることが多いアトピー。
ご相談に来られた方には、まず乾燥肌への対処法をお伝えさせていただいています。
中でも、一番乾燥しやすいのがお風呂上がりです。
まずは、石けんを使用することや、皮脂を落としすぎないこと、肌への刺激を与えないことです。
弱酸性の洗浄剤なども市販されていますが、アトピーの人の肌はアルカリ性だと言われておりその洗浄剤が合わないケースもあります。
できるだけ、洗浄剤を使用しないで、お風呂に入って汚れを落としてもらうことをおすすめしています。
イオンで汚れを落とす「ママプレマ」の入浴
お風呂に溶かして入り、身体を洗浄してくれるという働きのある「ママプレマ」。清浄作用がある炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムが主成分なので、ゴシゴシと身体を洗わなくてもお肌の不要な角質をきれい剥がしてくれ、身体がきれいになります。
皮膚の表面の毛細血管の流れをよくし、マイナスイオンでお肌を清め、入ることで肌がケアできるだけでなく、気持ちも穏やかにしてくれます。お風呂のお湯だけで、頭、身体、顔もきれいにできるので、まずはこちらを試していただくことが多いです。
ヒスタミンを吸着する「ねんどのスキンミルク」で肌保湿
お風呂から上がったら、痒み成分ヒスタミンを吸着する「ねんどのスキンミルク」を塗ってもらうことをおすすめしています。
「モンモリロナイト」という粘土鉱物でつくられたスキンミルクで、この「モンモリロナイト」がかゆみの素となる【ヒスタミン】に吸着し、かゆみを和らげてくれるからです。痒みが強い箇所は、時々お薬を塗っていただくことをおすすめしています。
痒みを悪化させて、皮膚に沢山の傷を作ってしまうよりは、皮膚を健全に保つことの方が皮膚の表面のケアとしては大切だと考えるからです。
この「ねんどのスキンミルク」は朝起きたときや日中に塗ってもらっています。お薬ではないので、一日何回使っていただいてもOKです。
皮膚の保湿のためにワセリンを常時使用しているという方もいらっしゃいますが、夏場の場合は毛穴がふさがって発疹ができることがあります。そういった症状がみられた時には、上記のクリームなど、油系の保湿よりもクリームやヘチマ水のような化粧水をお使いいただく方が良いかと思います。
食事に関してのアドバイス
皮膚だけの対処では治りきらないため、はじめての方には食事を変えるアドバイスもしています。
まず一番はじめに確認するのは、鶏肉をやめていただくこと。実は、痒みで相談に来られる方は、高頻度で鶏肉を食べているケースが多いのです。
鶏肉を多く食べて痒みが出ている場合は、赤くて、大きくて、ボツッと膨らんだ湿疹ができます。鶏肉はヒスタミンを多く含んでおり痒みを強くさせてしまうので、まずは2週間くらい食べるのを辞めて様子をみていただきます。
それで症状が治るのであれば、これ以上は摂らないほうが良いと思われるので、食べる回数を月に1-2回など減らしていただくようにアドバイスをしています。
その他にも、コーヒーやココア、チョコレートなどもヒスタミンを多く含んでいるため、辞めて様子を見てもらうことが多いです。これらは子どもさんよりも大人の方の方が当てはまることが多く、その他のものと組み合わさって症状が酷くなっているケースも多く見られました。
こちらはお店でお渡ししているアドバイスを書いたプリントです。
その他には、汗や尿で皮膚がかぶれてしまうという人には乳製品を特に控えるようにお伝えしていますし、小麦アレルギーに見られるポーっと赤くなるような湿疹が出る方には、小麦(特に小麦・砂糖・油が組み合わさったもの、クロワッサン等デニッシュのようなもの)を摂るのを控えてもらうようにアドバイスしています。
先にも申し上げた通り、症状は基本的に一人ひとり違うため、その方の症状を見た上でアドバイスをさせていただいています。
アトピーの方がなりやすい「水いぼ」
アトピーのある人は肌が弱いので、水いぼになりやすく、幼稚園などでプールに入ったときに、もらってきてしまい痒みの相談に来られる方も多くいらっしゃいます。
広がりやすいので、当店ではティートリーを使った自然療法をご紹介させていただいています。
朝晩1回ずつ、ティートリーのオイルを綿棒にしみこませて、発疹ごとに水いぼの真ん中に少しだけつけるというものです。ティートリーは原液でも希釈したものでも、どちらでも構いません。
これらは、オーストラリアのアボリジニーによる民間療法からきていると言われており、抗酸化力が強いティートリーオイルは他にも様々な症状に対応できるといわれています。
ティートリーオイルが有効な症状例
イボ、かいせん、ヘルペス、帯状疱疹、にきび、吹き出もの、水虫、虫刺され、しらみ(シャンプーにオイルを入れて洗う)
以前、20年近くニキビに悩んでいたお客様がティートリーオイルを使ったケアをしたところ、2種間で肌が綺麗になったという事例がありました。一人ひとり症状が違うため、必ずこれに当てはまるわけではありませんが、少しでもお役にたてば幸いです。
お店では、こういった他のお客様の事例をご紹介したりしながら、ケアの方法をお伝えさせていただいています。
どうぞお気軽にお出かけください。
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