/2023.05.16
加齢とアトピー・アレルギー
シリーズでお届けしている「人生の変化のタイミングとアトピー・アレルギー」について。
今日は、加齢とアトピー・アレルギーについてのお話です。
年齢を重ねるにつれて、体質も少しずつ変化していきます。今日は、オーナーの経験に基づいた、加齢に伴うアトピー・アレルギーとの付き合い方についてのご紹介していきます。
湿疹の原因①食品や化粧品からのアレルギー
今年に入り、2人のお客様から「突然湿疹が出るようになってしまった」というご相談を受けました。
いずれも花粉の多い時期に、ハーブ系の自然化粧品を使用されていた方でした。
年齢を重ねると、特にこういったことが起こりやすくなります。
恐らくですが、同じ成分を摂り続けることでアレルギー反応が起こりやすくなっているのではないかと、オーナーは言います。
アレルギー反応が起こる原理の一つに、「肌につけるもの」と「食べるもの」が合致することで異物反応が出る、というパターンがあります。
以前オーナーも大好きなキュウリを食べ、キュウリパックをしていたら、キュウリでアレルギー反応が出るようになってしまったことがあったそうです。
また、アメリカの研究でも、ピーナッツのアレルギーに関するものが出ており、皮膚からも成分が吸収されることを考慮すると、食べるものと身体に塗るものは同じ成分でないほうが望ましいと結論づけられています。
花粉の時期にハーブ系の化粧品に反応が出やすくなったのは、空気中の花粉(植物成分)を口や鼻から吸収しているのと同時に、化粧品として皮膚からも吸収をしたことで起こったと考えられます。
「肌の弱い人は定期的に変えてもらうといいと思います。例えば、3日おきくらいにローテションしてもらう等がおすすめです。私も1週間くらい同じ化粧品を使用するとアレルギー反応が出てしまうので、馬油(オイル)と乳液を3日おきくらいローテーションして使っていますよ。」
オーナーおすすめの美容法
中学生の時に読んだメイ牛山さんの本に影響され、顔の毛細血管の流れをよくすることを意識するようになったというオーナー。
毛細血管の流れが良くなると角質の入れ替わり、肌のコンディションが良くなるということを知り、若いころから顔を擦るように洗って角質を落としていたといいます。ですが、年を重ねるつれてその量が少なくなっていくのを感じ、新陳代謝をよくすると言われている馬油を使うようになったそうです。
すると、肌の毛細血管が拡張され、皮膚の再生力が上がったのか、以前よりも角質が多く取れるようになりました。皮膚の角質が多く取れるということは、肌のターンオーバーが促されているということ。
続けていくと、以前よりも肌がトーンアップしたのを感じ、年齢とともにくすみはじめていた自分の肌に気づいたのだといいます。
若いころは痒みが出てしまうために使えなかった馬油。
年齢を重ねてから普通に使えるようになったのは、加齢とともに肌が求めているものが変わったからではないか、とオーナーはいいます。
メイ牛山さんの本によると、しわは顔の中でも血流の悪いところにできやすくなるといわれていましたが、馬油でマッサージをするようになってからは皺も軽減されたのを感じ、それからは自分のアレルギーの反応に合わせて、ローテーションで使うようになっていきました。
湿疹の原因②薬の副作用
以前、オーナーのお父さんに急に湿疹が出てしまったことがありました。アレルギー体質ではなく、それまで何の症状もなかったため、突然のことでとても驚かれていたそうです。
その時に、土佐丹羽クリニック 故 丹羽 博士と繋がりがあったオーナーは、お父さんの症状も診ていただくことにしました。
すると、先生からは「血圧の薬があっていないのでは?」という指摘を受けたのだそうです。
その後、病院にすぐに相談し、薬を別のものに変更してもらうと、あっという間にその湿疹は消え、見事に症状が出なくなったといいます。
その後腎臓について勉強していくと、そもそも薬自体が肝臓・腎臓に負担をかけることがわかりました。実は、肝臓や腎臓が一番嫌うのが「化学物質」なのだそうです。
身体をよくするために飲んでいるものではありますが、とても皮肉なことですね。
以前、NHKの番組で「身体の中のバランスは腎臓から出るホルモンが司っている」ということをやっていました。
生きるために必要なホルモンをコントロールすることが近年の研究で分かってきており、私たちが生きていく上でとても重要な役割を担っていることが伺えます。
アレルギーとして反応が出るのは、「排毒作用」のようなものです。
もし薬を飲んでいる方で、突然の湿疹等が出てしまうようでしたら、かかりつけの先生に一度ご相談されることをおすすめします。
余談ですが、春先はデトックスの季節とも言われており、冬の間に溜まった老廃物を身体の外へ出す時期だと言われています。そのため、春先はアレルギーの症状で悩む方が多いように思います。
アレルギーの原因は人それぞれです。原因がわかるまで時間がかかってしまう場合もあります。
これまでご紹介したエピソードは、あくまで一部のものですので、すべての人に当てはまるというものではありません。
店頭では、そうしたご相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお声がけください。
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