／2023.03.07

人生の変化のタイミングとアトピー・アレルギー

3月に卒業を迎える皆さん、おめでとうございます。

今日は、長年アトピーと向き合ってきたオーナー坂野の体験による、人生の変化のタイミングとアトピー・アレルギー症状の変化についてのお話です。

オーナー坂野は、28年間この「アトピー母の会ははごころ」を経営してきましたが、その他にも、土佐丹羽クリニック　故丹羽耕三先生の出張診察会の開催など、アトピーに関する様々な活動をしてきました。

コロナがはじまるまで25年もの間毎月のように開催していた診察会では、実際に丹羽先生の診察に立ち会い、延べ2,000人の患者さんのケースを見てきたといいます。

その中で、人生の変化のタイミングや加齢とともに体質が変わり、アトピー・アレルギーや病気の原因になりやすいということに気づいたそうです。

人生の変化のタイミングと原因になりやすい事柄

0歳	新生児乳児湿疹離乳食食品かぶれ
3歳	幼児幼稚園入園等の生活の変化、砂遊び、日光に当たる･･･紫外線アレルギー
6歳	小学生小学校入学等の生活の変化
10歳	ホルモンの変化
15歳	思春期受験などのストレス、寝不足、人間関係･･･ストレス性のアレルギー
成人	就業就業による生活全体の変化
結婚・出産	ホルモンの変化
老人	乾燥、薬などの副作用かゆみ等の症状

もちろん個人によって症状は様々ですし、必ずしも当てはまるわけではありませんが、事前に知識として持っておくことで、家族を特に気を付けて見てあげることができたり、冷静に対処ができるかもしれません。

これらの変化は決して悪いことばかりではありません。
特に、「ホルモンの変化」等は自分の身体にとって良い影響をもたらしてくれることもあります。
オーナーが中学生の時、頭の中に湿疹ができ皮膚科で定期的にホルモン注射を受けて治療をしてもらっていた時のこと。先生に「いつ治るか？」と質問したところ、「結婚したら治るよ」と言われたそうです。
お医者さんがそういったことで、湿疹とホルモンの関係が深いことがわかったといいます。

大切なのは、長い人生の中で変化する自分の体質を知りながら、その時その時で出来ることをやっていくことです。
来週からは、これらの症状に対してお店でアドバイスしていることをご紹介していきたいと思います。
春から環境が変わるという方にも、参考にしていただけたら嬉しいです。

恩師の先生方
・土佐丹羽クリニック　故丹羽耕三先生
・母乳育児相談所　故山西先生
・あなたと健康社　故東条百合子先生　
・日本CI協会　講師の先生方
・元・中央病院小児科医　野々村先生