/2025.01.14
陰陽シーソー
陰は外側に向かう広がるエネルギー。左・女性・月・夜・冷える・緩む
陽は内側に向かう締めるエネルギー。右・男性・太陽・朝・温まる・硬くなる
マクロビオティックではこの「陰陽」という考え方を基本に、体づくりの方向性をきめていきます。
私がマクロビオティックの教えを1年半かけて教わった時も「陰陽」原理の応用を繰り返し説かれました。
「それほど大切なのだ」と頭に叩き込もうとしましたが、慣れるまではなかなか難しい理論でした。
マクロビオティック理論が健康に貢献するひとつのポイントに
「陰と陽の中間地点でなるべく過ごす」があります。これを「中庸」と言います。
極端な陽性から極端な陰性の行ったり来たりの繰り返しが体に負担をかけるので、なるべく真ん中に近い食材を食べましょうというものです。
肉や魚のご馳走のあとにケーキなどのデザートを食べると、陽性の極みから陰性の極みになるのですが、体としても肉を食べて陽性に傾きすぎたからデザートに陰性が欲しくなるのは自然なので、毎日これを繰り返しているうちに内臓が疲れて病気を発症したり、免疫力が落ちたり、ジェットコースターのように気分が乱高下して、勉強が理解できなくて学校がつまらなくなったりするようです。
マクロビオティックの許容食材の中で
陽性の強い順に
うに、おかか、塩、さけ、いりこ、梅干し
陰性の強い順に
たけのこ、ぶどう、とまと、なす、すいか
中庸は
玄米、黒米、麻の実、白ごま、自然薯、ごぼう、ひじき、梅醤番茶、タンポポコーヒー、三年番茶
(日本CI協会 マクロビオティック食材の陰陽表より抜粋)
陰と陽、どちらか極端にかたより過ぎず、ご自分に合った、なるべく気候風土に合った旬で地産のものを食べていけたなら、健康でいきいきと天寿をまっとうしていただけると信じています。

(オーサワジャパン様 ホームページより抜粋)
(文:坂野ちさと)
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