/2025.03.11
えのき万感
冬の定番のエノキ茸。
根本も美味しく無駄なく食していただきたいと思い、店主の日常つかいな調理法をお伝えします。
えのきは洗うと栄養が逃げてしまいますので、そのまま調理します。当店のえのきは無農薬、無化学肥料で特に安心です。
えのきを袋から出す前に、中身を下の方に寄せて袋ごと根元の石附を切り落とします。石附は根元から2センチくらいです。切り過ぎないように注意してください。
切り落とした所から3センチ位のところで切ります。
余談ですが、えのきの軸が固まったまま断面を下にしてフライパンでじっくり焼き、仕上げに醤油を回し入れて香ばしく味付けすれば、見た目が大きな貝柱のようになり豪華な一品ができます。
えのきの上の方は袋の上から揉んでザックリほぐし、
空気を抜きながら袋の口を折り曲げて冷凍します。鍋ものなどに使います。
えのきの軸とニラの塩だし味噌汁をご紹介します。
えのきの軸は縦に薄くスライスします。
2カップの水とスライスしたえのきの軸と塩をだしの代わりに少々入れて沸騰させます。
ニラをお好みで入れ、味噌20gをとき入れて出来上がりです。
えのきからは甘味と旨み、ニラからは風味が出ますのでダシは使わなくても美味しくなります。
えのきにはビタミンB郡やカリウム、マグネシウム、鉄などが含まれており、健康効果も期待できます。ぜひお試しください。
残った石附は乾かして植木などの肥料にします。お客様の独自レシピがあれば教えていただけると嬉しいです。
(文:坂野ちさと)
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