/2025.02.18
お米のはなし
店頭でお米の話題になることが昨年から増えてきました。
当店でもなるべく切らさないように、多めに在庫しようと思っているのですが、そうするとお米の精米日から時間が経ってしまうことがあります。
「精米日から2か月くらいまでが食べごろ」と言われているようですが、2か月が過ぎても美味しくいただけます。
無農薬だからなのか、愛情がこもっているからなのか、おいしい理由は沢山あると思うのですが、「お米は2か月まで」という言葉は、お米の流通を滞らせる一つの要因になっているような気がしています。
あるテレビ番組で司会の人が何気なく発した「お米は生鮮品だから2か月過ぎたら処分するので販売店さんも大変」という言葉に耳を疑いました。それが常識化したら多めに仕入れることを躊躇する販売店さんも出てくると思います。
日本人の主食という想いだからだと思うのですが、お米は利益が普通の食品の半分ぐらいに設定しているお店も多くあり、問屋さんの利益の幅も少ないことが多いです。米農家さんも利益が薄くて専業にはできないという声もあります。
「一粒一粒に神様が宿る」と言われている日本のお米。
1日しか咲かない稲の花に受粉させるのは風だそうです。その他に水、土、虫、太陽、雲、人の手。稲作には八十八の手間がかかるそうです。農家さんの米作離れや流通過程を見直すところに来ているのだという感じがします。

「2か月たったお米は食べてはいけない」と思い込んでお米を捨ててしまう人がいるのでは・・・と少し心配になりました。
お米は浸水時間を長くするとモチモチします。私は玄米なら17時間以上、白米でも8時間以上水に浸けておきます。炊く直前にお水を換えるのもおすすめです。古米(今期より前のお米)が甘味がのって美味しいと感じることもあるくらい、おいしく炊けますのでぜひ試してみてください。
当店では地元に減農薬(除草剤を苗の時に1回のみ)で稲作してくださる農家さんがいます。注文すると精米してくれます。ある程度まとめて注文するので精米日から日にちがたってしまう場合もありますが、そんな時でも本当においしいお米です。
精米日がどうしても気になる方は、精米機で玄米をそのつど精米するのをおすすめします。
(文:坂野ちさと)
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