/2025.05.13
湿布薬の副反応
湿布薬は炎症を抑えるために痛みのある患部に貼るものですが、副作用が出やすい薬でもあります。
私が土佐清水病院(現 土佐丹羽クリニック)医院長の丹羽耕三医学博士の診察会で25年間手伝いをさせていただいた中で、「湿布薬を貼った後に体中に発疹ができた。」というケースがありました。
丹羽博士は現代医寮の薬害に関して研究をされており、新薬が発売されるとその副作用を危機感を持って患者さんに伝えていました。患者さんに対し丹羽博士は「湿布を貼った後、紫外線を浴びなかったか?」と聞いていました。「日常生活で浴びる程度はありました。」という患者さんに対し「それが原因で紫外線アレルギーを発症してしまう事もある。」と丹羽博士は答えておられました。
ある日、私の母の顔にかぶれたような症状が出ました。「湿布貼ってない?」と私が聞くと「きのう足首が痛くてくるぶしの所に貼った。」と見せてくれました。すぐに剝がすように伝えましたが後に患部にも水ぶくれのようなものが出来、手荒れもひどくなりました。足首に貼った湿布が顔に炎症を起こしてしまうとは、本当にビックリしました。母はそれ以来湿布薬を貼ることはなくなりましたが、顔がポーッと赤くなり紫外線に弱い体質になってしまいました。
冷やすための湿布薬は皮膚から吸収されて炎症を抑える作用があるため、体温を下げたり、血管を委縮させ血の流れがおそくなります。その状況から抜けるために血圧を高くして体は自然に対応します。血圧が高くなる原因はいろんなことが考えられるのだなと改めて感じます。「体温を上げて血流を良くする」ことが自然治癒力や免疫力を上げて認知症や癌を予防すると考えると、炎症を起こすこと自体が悪いとは言い切れないのです。
私の母は九州生まれで甘いものが大好きです。九州にいたころはそれでも良かったのですが、長野に嫁いでからは血流が滞ったのか、若い頃に片方の卵巣を摘出したり、頭痛があったりといろんな体の不調が出ていました。「冷え」とは恐ろしいものです。
自然療法では炎症に貼る「里芋しっぷ」という手当てがあります。
この里芋湿布でさえ毎日ずっと続けることは良くないと教わりました。冷やし過ぎないように工夫が必要です。
(里芋が望ましいですが緊急事態で家に里芋がない時はじゃが芋で代用することもできます。)
次回は「里芋しっぷ」についてお知らせします。
(文:坂野ちさと)
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